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Return to Castle Wolfenstein (MP Test)

Return to Castle Wolfenstein (MP Test) Cover Art or Title Screen
Platform Win95OSR2/98/ME/NT4.0(SP6)/2000/XP
Developer Nerve Software
Publisher Activision
Released Jun -- 2001
Genre First-Person, 3D Action, WW II

© 2001, 2002 id Software, Nerve, Greymatter Studios and Activision.

まずはやってみましょうや

戦争ゲーム特集ってわけでもないけれど、いずれも発売前のデモ版とあっての二本立て。ゲーム内容についてはサイト内各ページ (OF: CWC / RtCW) を。
同じミリタリー系 FPS でありながら、OF はシミュレータ性、RtCW はアクション性がそれぞれ高く、当時リリースされていたデモ (RtCW の方はテスト版) も、それらの特徴をよく表わした内容になっていた。

OF のデモでは、製品版 CWC にも収録されている単発ミッションのひとつ "Ambush" (アンブッシュ) が遊べる。上官の指示に従い仲間と合流して敵軍の占拠する町に向かい、歩兵部隊と装甲車両を相手に戦闘 > 撤退するもの。広いオープンフィールドを駆けずり回り、そしていとも簡単に死んでしまう歩兵の儚さや、強力な武器や戦闘車両の脅威等を充分に味わえるシミュレータ要素の強いゲーム。フォーメーションを組んでの行動や随時飛び交う無線での指示なども斬新で、ある意味登場が待たれていたひとつの FPS の形だった。

対する RtCW はマルチプレイテスト版として公開されていたもので、製品版にも収録された "Beach" マップ (オマハ上陸作戦を模したもの) が遊べる。海岸奥に立つ枢軸軍基地内のオブジェクトを巡り、連合と枢軸の両軍が攻防を繰り広げる。先代 Wolfenstein 3D から続く正統派 FPS としての血統、そこに加わった新世代の表現力とネットプレイ、クラス制の導入によるチームワーク…と、見るべき部分は非常に多かった。このテスト版はその後バージョン 2 までリリースされ、製品版でもパッチによる細かい修正が重ねられている。過去の名作の名前だけに頼らない、正しい制作の姿勢だろう。

敷居が高く思われることも多い PC ゲームだが、プレイする環境 (ハードとか時間とか) さえ整えてしまえば、こうした多くのデモ版等は次から次に公開されているし、言葉や用語の壁にぶつかったとしても、無償で利用できる翻訳・解説サイトはたくさんある。マルチプレイの仲間や相手にしても、いろんな時間帯で暮らす世界中の人間で溢れているので、よほど不人気なゲームでもない限り不足することはない。他文化への接点としてもまた、PC ゲームはもっと注目されてもいい存在だと私は思う。

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