時空の狭間にある Lost Land (ロストランド) の奥地で、最終破壊兵器を求め人類殲滅を目論む破壊神が復活。これを察知した善の神は、若きネイティブアメリカンの戦士を救世主 Turok (テュロック) に任命、破壊神の野望を阻止する…という内容のアメリカンコミックをゲーム化したもの。
デモバージョンではタイムアタックも可能なチュートリアルのコースと、本編中のワールド 1 を遊ぶことができる。

ジャングルや遺跡など八つの異なる空間で構成されたワールドからなる Lost Land は、中央にあるゲートのハブを介してそれぞれ繋がり、三つのパーツで構成される各ゲートを開く鍵、そして最終破壊兵器 Chronoscepter (クロノセプター) の欠片がワールド中に広く散らばっている。Turok はこれらのパーツを集め、そして破壊神の部隊であるバイオザウルスやサイボーグたちの猛攻をかわしつつ、破壊神を打ち倒さなければならない。

ゲームは主に Turok の壱人称視点で進み、周囲 360 度を常に見回せる。切り立った崖や真っ暗な洞窟、深い水の中など、進むべき道はいたるところにあり、その間も敵の攻撃は止むことがない。
そこで Turok が手にするのはナイフに弓矢といった原始的なものから始まり、散策中に見つけるピストルやショットガンにグレネードランチャーやロケットランチャー、果ては携行型の核兵器…といった 14 種の武器。攻撃を受けた敵は、時にはふっとび、時にはのけぞりながら断末魔の声を上げ、血や体液を飛び散らせ (血はオプションで赤/緑/表示オフに設定可能) 絶命する。
雄大な自然をバックに、走り/飛び/泳ぎ、そして撃つといったアクション、そしてうまく地形に組み込まれた罠やパーツ探しの謎解きが楽しめるタイトルだ。

Not Written Yet.

このゲームの開発にあたったのは、"WWF Wrestle Mania" (Playstation/1995) や "NFL Quarterback Club 97" (Playstation: 1996) に "Batman Forever" (Sega Saturn: 1996) などを手がけた米 Iguana Entertainment 社。後にこのゲームの販売元でもある米 Acclaim Entertainment に買収されることになるが、Win 版と N64 で登場 (いずれも同内容) したテュロックのゲームシリーズは壱作目の好評を受けて、

• Turok: Battle of The Bionosaurs (GB: --- -- ----)
• Turok 2: Seeds of Evil (N64: Dec 10 1998/Win: Feb 16 1999)
• Turok: Rage Wars (N64: Dec 10 1998/GBC: Dec 25 1999)
• Turok 3: Shadow of Oblivion (N64: Aug 31 2000)

へと続くことになる。さらに 2002 年には

• Turok Evolution (GBA/GC/PS2/Xbox)

もリリースされたが、2004 年の夏に Acclaim は経営難から本シリーズのライセンスを失効し、後に会社自体も破産している。これによって、Acclaim の Web サイトや Turok シリーズ公式サイトなどへのアクセスもできなくなってしまった。

2006 年 10 月追記

2005 年 9 月、米大手パブリッシャー Activision 元幹部 Howard Marks 氏により Acclaim の商標は買収され、翌年頭には同氏による新会社 Acclaim Games が設立された。
そして 06 年 5 月には、Buena Vista Games による Turok 新シリーズの登場もアナウンスされ、上記各ドメインも再稼動となった。