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Notam of Wind (風のノータム)

Notam of Wind Cover Art or Title Screen
Platform PlayStation
Developer ARTDINK
Publisher ARTDINK
Released Sep 11 1997
Genre Flight (Balloon) Sim

© 1997 Artdink

風船おじさんと職人魂

鉄道運営シミュレータ "A 列車でいこう" シリーズのヒット以降、独創性の高いゲームでユーザにアピールし続ける職人気質のソフトハウス。それが私にとっての ARTDINK (アートディンク) のイメージ。
"A 列車でいこう 4" での PlayStation プラットフォームデビュー以降も、海洋シミュレーション "アクアノートの休日" シリーズ、戦闘兵器をプログラムする "カルネージハート" シリーズ、ちょっと変わったところでは原始人シミュレーション "太陽のしっぽ" などをリリース。常に新しい世界を求めるその姿勢は、多くのユーザの眼にも頼もしく映っていたはずではないだろうか。

Notam of Wind Screen
タイトル画面

Notam of Wind Screen
ドラバルって知ってる?

そんな流れの中の一本であったこのタイトル、やはりジャンルとしては珍しい "熱気球シミュレータ" で、3D 空間をベースに、

  • トライタスク (事実上のフリーモード。天候や時間を設定できる)
  • ラウンド (条件の決まった九つのステージに挑戦)

この二つのモードで空中散歩を楽しめる、というもの。
もちろん熱気球ということで「風」の存在は大きく、それに合わせたバーナーの操作が全てとなる。
マップとしては山岳地帯やビル街などが用意され、時間や天候の概念もあり、これらの組み合わせによるゲーム中の情景は 36 種に及ぶ。
また、オプションメニューからは気球の塗り替え (三角ポリゴンごとに着色) も可能。

パッケージおよびタイトル画面を飾る永井博氏のさわやかなイラストと、落ち着いた雰囲気の音楽。のんびり空中散歩を楽しむ大人のゲームとでも言えばいいのだろうか。
だがそこに何があったのかと聞かれれば、残念ながら私には何も見えなかった。各要素はしっかりできているだけに、もうひとつ高いところへ行く何かがあればよかった気がする。

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